「伝えることのやりがい」

Vol. 009平成27年7月

■職種:
言語聴覚士
■勤続年数:
5年

在宅に近いリハビリを行いたいと思いから、ケアセンターけやきに入職して6年目となりました。最初はまだ通所リハビリのご利用者が少ない中で介護職との兼務だったため、ご利用者とリハビリ以外で関わる仕事の方が多い状況でした。たからこそ、一人一人のご利用者を取り巻く、ご家族やケアマネージャー、送迎運転手やデイサービス職員などとの会話が自然と多く取れ、コミュニケーションがとれる環境が整っていきました。
そんな中で、ご利用者、ご家族、他職種に、知名度の低い言語聴覚士という仕事を知ってもらえ、言語リハビリを受けているご利用者以外のご利用者について相談を受けたりすることがとても嬉しく、やりがいを感じるきっかけになりました。
また、通所リハビリの時、言語リハビリをするご利用者には、他のご利用者と一緒に会話や課題をする訓練を実施する機会を作りました。そうすると、そのご利用者が言語障害や構音障害によりスムーズに会話ができない利用者様を理解しようと、私に助言を求めてくれ、フロア内で話しかけてくれている場面を多く見るようになりました。

言語障害や構音障害のある人は会話において、相手に伝わらないのではないかという思いから発話が少なくなる傾向にありますが、周りの人の理解と協力とで笑顔で会話を楽しんでいるご利用者を見るのも、私のやりがいに繋がりました。現在、訪問リハビリで働かせてもらい、ご家族との会話や食事が毎日楽しく行えるよう、リハビリに携わっていきたいと思います。

「健育会グループで働いて感じた仕事のやりがい」へ戻る