「ご利用者さんとの繋がり」

Vol. 082令和4年1月

■職種:
介護職員
■勤続年数:16年11ヶ月

けやきに9年ほど勤め、親の介護のため退職しました。その後、他の施設に勤めましたが、一人ひとり利用者さんと向き合っているけやきの介護を、もう一度、自分もやってみたいと思い、1年半ほどぶりに復帰し、現在に至っております。

復帰した頃は、ブランクの為か利用者さんとも表面上はうまく接することは出来ても、様々な事情や個性をお持ちの利用者さんに合わせるのに苦労し、普段無口であまりコミュニケーションをする機会が少なかった利用者さんに対し、どう接すればいいのか悩んでいた時期がありました。ですが、健育会の介護リーダークラス研修の課題であるユマニチュードというコミュニケーション技法をけやきにて一緒に学ぶ機会を頂きました。

ある日の朝、起床介助を行うためにその方の居室に入室した際に、ユマニチュードを実践しようと、いつもの「おはよう」の挨拶の他に「今日は明るくて気持ちの良い朝ですよ」と目を合わせて声かけをしました。すると「うん、ほんとだね明るいね」と笑顔で答えて下さいました。その時の朝日の綺麗さを、利用者さんと同じ気持ちで感じることができ、一瞬でも心が繋がり合えたと感じました。心の繋がりとはこういうことなんだと分かったような気がしました。

介護職で働き続ける中で新たに学ぶ機会を得られ、とても感謝しております。この経験を活かして、今後も利用者さんとより良い繋がりのある関係を築ける介護を目指したいと思っています。

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