仕事のやりがい

Vol.0522019.05
「情報交換や見学から学んだことで」
職種:
作業療法士
勤続年数:
3年1ヵ月

入職して3年間回復期病棟にて勤務し高次脳機能障がいを抱えた患者さんを担当する機会を多く経験しました。毎回悩んでいたのがリハビリの内容に加え、患者さんの退院後に必要な地域資源や、復職される支援をどのように行っていくかでした。その中で板橋区の「高次脳機能障がい者連絡部会」に参加する機会を得て、勉強会や準備会で区内の医療関係者の方々と情報交換をすることで、高次脳機能障がいに特化した施設の事や地域資源について知ることができました。

また、事例ごとに、最適な施設はどこなのか悩むときには、実際に施設まで見学にいき、どのような訓練や支援を受けているのかを、肌で感じることができました。これらの活動を通して、難渋事例の患者さんのカンファレンスでは、学んだ地域資源について具体的に話すことができ、復職まで繋げることができました。患者さんやご家族から感謝の言葉を頂くことや、仲間から頼りにされることが増え、仕事に対してのやりがいを感じました。今後も、高次脳機能障がいで悩まれる患者さんやご家族に対して、支えになれるような存在になりたいと思います。