仕事のやりがい

Vol.0792021.10
「コロナ禍での感染対策委員の役割」
職種:
作業療法士
勤続年数:
13年

私は昨年度から院内感染対策委員になりました。ちょうど新型コロナウィルスの感染が広がり始めた頃で、当院でも感染対策をどうしていくか手探りの状態でした。私も感染対策委員になったのは初めてで、前任者から委員会の活動についての申し送りは受けていたものの、これまでとは異なる対応も多く、何をしていいのか迷うこともありました。その中でも感染対策委員として、院内のスタッフに「感染対策」を意識してもらうために何が出来るのかを考えていきました。

委員会の活動として、手洗い実習や標準予防策についてのオリエンテーション等を実施しました。今までには無かった感染症の流行中ではありますが、そんな時こそ感染対策の基本的な事柄を伝えることが感染対策の第一歩になるのではないかと考えました。手洗いや手指消毒も、タイミングを間違えば感染予防の効果を十分に発揮できません。普段当たり前にやっていることですが、正しい手順、タイミングで行えているかを振り返るきっかけになるのではないかと思います。実際、当院でもスタッフから新型コロナウィルスの陽性者が出たことはありますが、院内で他のスタッフや患者さんに感染するようなことはありませんでした。これは、スタッフがそれぞれ院内での感染対策にしっかりと取り組むことが出来ていたからだと思います。感染者をゼロにすることは難しいことだと思いますが、これからも気を抜かずに感染対策に気を配り、院内感染を予防できるように委員会としての活動を継続していきたいと考えます。