仕事のやりがい

Vol.0902022.11
「楽しいとワクワクをみんなで」
職種:
作業療法士
勤続年数:
2年8ヶ月

私は小さな頃から絵を描くことと他者をワクワクさせることが大好きでした。日頃からリハビリにも自分の絵を活用することはありましたが、自分の行動に自信がなく、ひっそり細々と続けていました。

入職して3年目となり、行事委員会という病院祭をはじめとする病院行事の企画・実行のまとめ役という立場を任せていただきました。私は、作業療法士の治療として自分の趣味を生かせる場面を探していました。しかし、人一倍人前に立つことや先導していくことは苦手でもあったため、不安は大きく、大変な挑戦でした。また、私はCOVID-19が世界中に蔓延し始めた年に入職しました。行事は全て中止や規模縮小という中で、前例を知らず、新しい行事の形の模索という課題も同時に課されました。「感染に注意し、お祭りという非日常を楽しむために」をテーマに作業療法科中心に話し合いを重ね、病院全体の許可や協力がいただけるようにアイディアを形にしていきました。人前で自分のアイディアを話すことや提案していくことは、とても緊張し悩みましたが、先輩方に助けていただきながら挑戦することができました。その結果、アイディアが大きな形になり、今までにないくらいたくさんの人の感情を動かし、感想をいただくことができました。ただの趣味が人のためになることを知った瞬間でした。

自分の「楽しいかも!」に賛同してくれる人はいて、助けてくれる先輩やたくさんの方のサポートで形になっていきます。自分のワクワクを活かせた経験が「やりがい」に繋がり、私らしく仕事ができる自信になりました。