スタッフの育成

スタッフの育成

新人教育

毎年10名前後の新人セラピストが入職し、若年療法士の人数が多くなると若々しい活気にあふれるスタッフ構成になる反面、リスク管理や質のばらつきなど少なからず、問題が生じてきます。そのための対策として「個別指導」「チーム制」の2つの側面から支援し新人教育には特に力を入れています。

個別指導
入職後1年間にわたり3年目以降のスタッフがマンツーマンで指導に当たります。
主な指導内容はスムーズに業務に入っていけるよう職場のルール、日常業務の流れが中心となります。彼らは新人にとって最も近い存在であり、業務上だけでなく日常の悩みも含め相談しやすい存在であると考えます。
また、指導する側も「教わる立場」から「教える立場」に変わることで自覚と責任感が生まれ、組織としての底上げにつながっています。
チーム制
セラピストは病棟に配属となり1チーム6~7名の構成で日常の臨床業務を行っていきます。治療に関する細かい指導については同じチーム内の先輩スタッフが適宜あたることとなります。特にチーム内で他のセラピストと治療をともにすることは別の視点で患者を評価することができ臨床経験の浅いセラピストにはアプローチの幅が広がることが期待できます。

院内・院外勉強会

  • 院内・院外勉強会01
  • 院内・院外勉強会02

病院の教育委員会主催の院内勉強会が通年でテーマを決め、基礎的知識の底上げを図っています。
リハ部内でも「専門性の高いリハビリテーションを提供する」ことを目的に定期的に勉強会を開催しています。必要に応じて外部から講師を招聘し、その案内を地域の病院に案内することで近隣病院のセラピストとの交流も図っています。
一方で知識・テクニックの習得のみに走ることのないようマナーや接遇、一般常識などの研修や、主任以上には管理職研修が医療法人主催で行われ、それぞれの役割に応じて長期的な展望に立った教育体制が構築されています。またそれぞれが所属の協会、学会・研修会等への参加を支援し、学会発表にも積極的に取り組んでいます。また近年はセラピストも大学院への通学希望者が増加しています。こういった高い志をもったスタッフが離職せず通学できるよう支援し次のレベルにステップアップすることを援助する仕組みも整備しています。