仕事のやりがい

Vol.131
2026.04
ケアマネジャー
勤続年数: 7年1ヶ月

チームワークを肌で感じる

令和6年1月より担当しているご利用者のケース。ご本人は、60代の男性でお母様と二人暮らし。
本人の状態は、既往歴:脳梗塞(10代の頃より数回発症)の影響で、右半身不全麻痺(右目が失明状態)、失語症、高次脳機能障害(思ったことが適切に表出できない)などの障害があります。退院後より、福祉用具レンタル(介護用ベッド、手すりなど)、訪問看護・訪問リハビリのサービスを利用開始。
退院から2年ほどが経過し、身体的には外出もできる、電車に乗って出かけられる、までの動作が獲得出来たため、通所リハビリの利用も開始されました。一方で、訪問系の看護やリハビリは終了してもよいのではないか、という生活レベルまで回復している状況でもありました。
ところが、この時期から少し前より同居のお母様の状態が芳しくなく、具体的には、腰痛や両ひざの痛みが慢性化し、買い物も難しくなってきました。
そのことがきっかけでお母様の状態変化により見えてきたことがあります。
それは、ご本人がトイレや入浴する以外の自分の身の回りの事がほとんどお母様に依存しており、日常的に買い物をする、金銭の支払い、食器洗い、など基本的なことがほぼ自力ではできないことが判明しましたことでした。
この先、お母様の存在がなくなった時ご本人はどうしたら自活できる生活が成り立つのだろうか?という課題が新たに発生。
ご本人にとって適切な支援を見いだせないままでしたがどうになしたいと思い立ち、同じくけやきに所属する訪問リハビリ(看護ステーション)のセラピストさんに相談。
そこで、「訪問看護ステーション事例検討会を開催しましょう」と提案してくださいました。
様々なご意見が挙がる中、自分で出来ることを増やす(食器洗い、洗濯など)、
買い物を一人で行うことができるように、店員と相対して金銭のやり取りができるようにする、思ったことが素直に表出できるようにする、ことが新たな課題として見出されました。
この事例検討会を通じて、私と同じくご本人とお母様の声からを真摯に想っている方々がこんなにもたくさんいる、と心が熱くなりました。
そして、チームとして明確な根拠を持って新たな支援を組み立てることにつながりました。
これからも、心熱き仲間たちとともに支え合う心を持ってケアマネジメントに取り組んでいこうと思います。