仕事のやりがい

Vol.025
2016.11
理学療法士
勤続年数: 4年9ヵ月

院外活動では、患者さんの“帰る場所”をサポートしています

入職して4年9ヵ月が経ち、回復期病棟と療養病棟での勤務を経験しました。どちらも患者さんの大切な時間を共有する責任があり、患者さんが生活してきたホームグラウンドの事を、もっと理解したいと考えていました。

地域の高齢者の暮らしの事をもっと勉強したいと上司に相談した時、病院で働く理学療法士が地域貢献できる場を教えていただき、板橋区地域ケア会議への出席や、板橋区のリハビリ専門職ネットワーク「いたリハネット」での介護予防活動など地域に関わる機会をいただきました。現在は区と協力しながら住民向け講座や住民主体型の介護予防支援の企画・実行をしています。

介護予防の活動で、理学療法士の専門性が住民のみなさんや他職種から求められている事を感じました。そして、地域住民とふれ合い、地域の色々な参加・活動の形を知る事で、病院の患者さん達の「帰る場所」を以前よりも身近に、現実的に考えられる実感があります。新しい取り組みを作ることは楽しく、院内外で役割を持てる事にやりがいを感じています。このような病院外の活動が行えるのは、活動の価値を認めて下さる上司や、支えてくれる同僚達のおかげです。経験を職場に還元できるよう、今後も努めたいと思います。