仕事のやりがい

Vol.073
2021.04
介護福祉士
勤続年数: 9年8ヶ月

自分の行動が相手に届くこと

私は現在、竹川病院の療養病棟に勤務しています。異動前は回復期病棟に勤務しておりました。リハビリを通じADLの向上や社会復帰を目指す患者さん、状態の改善が難しくても少しでも安楽で安心して過ごせることを望む患者さん及びご家族。それぞれアプローチは異なりますが、様々な方々に携わらせていただくことで沢山の経験をさせていただきました。
大変なことも多いですが、自分が関わることで患者さんの笑顔が見られたり、「ありがとう」という言葉をいただけると嬉しい気持ちになります。

ほんの一部ですが実際に経験したことを紹介します。回復期の患者さんで、以前4階勤務時に関りがあり、リハビリを終え退院された方が再入院。一週間ほど3階病棟に入院され、その後4階病棟に移動された方がおりました。その方は私のことを覚えてくれていて、4階に移動後も(院内フリーとなってから)わざわざ3階まで「ここまで歩けるようになったんですよ」「今、こんなことまで出来るようになったんです」等何度も訪ねてきてくださり、とても嬉しかったことを覚えています。

また、療養の患者さんでは、嚥下機能の悪化で経口摂取が困難になった方がおりましたが、食べることが好きな方で、スタッフ全員で食形態、介助方法を考えながら最後まで経口摂取を維持できたことに対し、ご家族から感謝されたと伺い、努力が報われた思いがしました。

他にも例を上げたらきりがありません。これほど自分の行動が直接相手に届き、感謝の言葉をいただける仕事は他にはないのではないでしょうか。今後も患者さん、ご家族のために微力ながらお手伝いできることに「やりがい」を感じながら日々努力していきたいと思います。