仕事のやりがい

Vol.086
2022.07
理学療法士
勤続年数: 11年1ヶ月

患者さんの安全・安心を守る

高齢者にとっての転倒は、骨折や外傷、痛みや安静臥床による活動性の低下から寝たきりへと移行しやすいため、高齢者の自立性を維持するためにも転倒転落予防はとても重要です。

また、転倒が起こると病院スタッフにも大きな精神的負担となってしまうため、患者さんの転倒転落を予防し、安全な医療を提供することは、病院にとって重要な課題となっていると思います。私は竹川病院に新入職員として入り、今年で12年目となり、現在は医療安全委員をつとめさせていただいています。ヒヤリハットを見逃さず、軽微な事故のうちにしっかりと対策を立てることが重大事故を未然に防ぐことに繋がります。

医療安全委員としてKYT(危険予知トレーニング)などを実施し、スタッフの危険予知の感度を高めるよう働きかけました。医療安全はひとりで取り組むのではなく、医療スタッフ全員が連携し取り組むことが大事であると感じています。医療スタッフ全員で、患者さんそれぞれの障害・人物像を捉えて、再発防止策を日々考え、迅速に対応して転倒転落予防を図ることの重要性を学びました。患者さんが安心・安全に穏やかな生活が送れるよう努めること、それが私の仕事のやりがいです。