仕事のやりがい
Vol.101
2023.11
理学療法士
勤続年数: 2年8ヶ月
ご本人らしい生活の実現
私は2年目の下半期に初めての家屋評価を経験しました。重度介助が必要な心身機能の患者さんが奥様と2人で安全に自宅で生活できる環境を提案するため、準備に時間を費やしました。コロナ以降、院外での活動は自粛となり家屋評価や公共交通機関練習などは実施できず、自分自身初めての家屋評価だったこともあり、事前準備や当日の流れに不安や戸惑いがありましたが、担当作業療法士の先輩と一緒にしっかり準備することが出来ました。高次脳機能障害による転倒のリスクが大きい中でも離床し、ご本人らしい生活が実現できるような環境を提案、調整することができました。
退院から数ヶ月後、ご本人と奥様が来院されました。退院されてから奥様の介助で車椅子、ベット間の乗り移りをしており、ご本人の楽しみであった食事やTV鑑賞を奥様とされているという嬉しい報告を聞くことができました。奥様より、「また一緒に暮らせて嬉しいです。あなたが担当で本当に良かった」とお言葉を頂くことができ、大きなやりがいを感じることができました。
これからも患者さんとご家族の希望に寄り添い、その人らしい生活の獲得に挑戦していきたいと思います。