仕事のやりがい

Vol.116
2025.02
作業療法士
勤続年数: 11年4カ月

仕事と育児の両立

私は、今年度の4月より2度目の産休・育休から復帰しました。妊娠中、作業療法士としての仕事は、介助量が大きい患者さんへの介入や入浴評価を避けたり、周りのスタッフに手伝ってもらうことが多かったりと、もどかしさと申し訳なさのある毎日でした。しかし、上司のアドバイスを受け、直接的なリハビリ介入だけではなく、患者さんに関われることを探し、少しでも患者さん・スタッフへ還元していこうと気持ちを切り替えることができました。患者さんとの何気ない会話、リハビリ以外の過ごし方、後輩セラピストがどのような介入をしているのか等、視野が広がる発見がたくさんありました。そういった気持ちに私がなれたのも、優しく受け入れてくれてくださるスタッフの皆さんがいたからだと思います。そして、育児休暇から復帰し、久々に患者さんと向き合ったとき、「リハビリってやっぱり楽しい」「患者さんと触れ合えることが嬉しい」「患者さんのために自分ができることはなんだろう」等と、改めて作業療法士としての仕事の楽しさ・やりがいを感じることができました。
仕事と育児の両立は大変なこともありますが、周囲の協力を得ながら、感謝の気持ちを忘れず、患者さんと向き合っていけるよう努めていきたいと思います。