「利用者さんとの係わり」

Vol. 084令和4年4月

■職種:
ケアマネージャー
■勤続年数:10年

ケアセンターけやきに介護支援専門員として入職し、10年が過ぎました。10年の月日の経過により、利用者さんの生活様式が変わり、ニーズも多様化している事を肌で感じている日々です。

年齢問わず、疾病によるADLの低下は利用者さんの喪失感を招き、その心情は図り知る事ができません。そんな中、脳梗塞を患いながらも「もう一回、男として仕事に就き、給料を妻に渡す」という目標を掲げ、リハビリを継続しながら電動車椅子を駆使し、障害者雇用で就労する事ができた方に関わる事ができました。

10年前のケアマネジャーとしての役割は障害による喪失感に寄り添う関わりが殆どでしたが、その方の明確な目標を持って自己実現しようとする姿にケアマネジャーとしての立場を忘れ、感化されている事に気づく日々です。

ケアマネジャーとしての関わりの中で、仕事の状況等をご本人から伺った際の充実感に満ちた表情は印象深く、仕事のやりがいを感じるひと時になっています。

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