地域交流
いたリハネット 介護予防部会 3月活動報告

板橋区では、介護予防・日常生活支援総合事業を行っています。
高齢者が住み慣れた地域でいつまでも元気で自立した生活を
営めるように支援していく介護予防事業のことです。
介護保険の認定を受けていない方でも、ひとりひとりの状態や
必要性に応じた介護予防や生活支援サービスを利用できます。
その事業のひとつに、住民運営通いの場
「高齢者の暮らしを拡げる10の筋トレグループ」があります。
その活動の中心となるべく動いているのが、
板橋区リハビリテーションネットワーク 介護予防部会です。
当院からは理学療法士6名が参加し活動しています。
高齢者の暮らしを拡げる10の筋トレってどんな体操なの?
・生活機能が低下した方の問題点に直結したところを鍛えて生活機能改善を目指す体操
・立つ・座る・歩く・またぐ・ひろう といった色々な生活動作に応じた
筋肉や関節の使い方を10種類の筋力トレーニングとしてまとめたもの
・筋トレ継続者21名(平均年齢77歳)平均約7年半と比較し、
約3~6割の方で体力が維持・向上したと効果が実証・確認されている
~オンライン~
毎週水曜10:00~
10の筋トレ1〜10を2セット、ワンポイント講座を各回実施しました。
お話が好きな方はブレイクアウトルームで雪やお花見の話をされていました。
ワンポイント講座では「立ち上がり」「呼吸筋ストレッチ」を題材に
お伝えしました。2024年度最後のオンライン10の筋トレでしたが、
皆さん元気に行ってくださいました。
介護予防プラス出前講座
~転倒予防~
3月6日(木)転倒予防
昨年度の「認知症予防」をとても覚えてくれており、
今回の「転倒予防」も楽しみにしてくれていました。
スクリーンが大きく、一緒にやる体操では大きく動きを
見せることが出来てました。
講義後、2グループのリーダーの方々から、10の筋トレの
指導時の注意方法などの質問もありました。1年に2回
くらいこういう講義の時間があると嬉しいな、との意見を
頂いてうれしかったです。
~10の筋トレ総復習~
3月29日(土)そんぽの家みその
地域住民の方5名、その他は施設入所者で構成されているグループです。
「座って出来る別法を知りたい」ということでアイディアを伝えてきました
。住民の方々は、2月の合同大会にも参加されており、リーダーさんと
リハ職の共通認識もバッチリでした。体操を考案された
東京都立大学教授浅川先生の「型を知っておく必要はあるが、
それが出来なくてもいいんだ」という言葉に、リーダーさんは施設
入居者の方々と一緒にやる上で背中を押された気持ちになったと
おっしゃられていました。感動しました!
体操が終わった後は、歌も一緒に歌ってきました。