院内設備について

電気治療機器

脳血管疾患や運動器疾患のある患者さんに対し、通常のリハビリに加えて、筋力強化や動作の学習、鎮痛を目的として電気刺激療法を早期から実施しています。リハビリ時間外の自主練習としても提供しています。
当院には ①IVES  ②MURO solution ③ESPURGE ④Vital Stimの電気治療機器があります。
以下のリンク先から、連携登録させていただいている医療機関をご紹介しております。

① IVES

脳卒中によって手足に運動麻痺が生じた患者さんや、骨折・廃用によって筋力低下が生じた患者さんに使用します。
患者さんの症状や状態に合わせて適宜モードを調節し、治療をしていきます。

② MURO SOLUTION

脳卒中による上肢運動麻痺の患者さんに使用します。随意介助型電気刺激装置が搭載されており、患者さんの運動に合わせて電気刺激が流れるため、課題指向型アプローチとの併用が効果的です。
本体を身体に装着できるため、日常生活場面でMURO SOLUTIONと手関節装具を装着して頂き、麻痺手の使用頻度向上を図ります。

③ ESPURGE

運動麻痺や筋力低下、痛みのある患者さんに使用します。
筋肉を刺激し運動を促したり、痛みを鎮静する作用、損傷部位の治癒を促進する作用があります。
簡易的に使用ができ、携帯も可能なため、リハビリテーション室でも病棟生活でも使用しています。

④ Vital Stim

嚥下(飲み込み)障害の患者さんに使用する機器です。脳卒中などをきっかけに弱ってしまった嚥下に必要な筋肉に微弱な電流を流し感覚神経、運動神経を刺激します。お食事場面で使用する患者さんやお口から召し上がることが難しい患者さんにも使用でき、嚥下機能の改善を図ります。

ウェルウォークWW-2000

脳卒中によって手足に運動麻痺が生じた患者さんや、骨折・廃用によって筋力低下が生じた患者さんに使用します。
患者さんの症状や状態に合わせて適宜モードを調節し、治療をしていきます。

部分免荷式トレッドミル

従来なら歩行トレーニングが行えなかった方でも、より早期から歩行動作の反復練習が可能です。ハーネスを使用するため,転倒の危険性が低く、個々の能力に合わせて免荷量・歩行速度・介助量などを容易に調節も出来ます。

BASYS

重心動揺をその場で修正し、立位・歩行の改善を図ります。
神経反射を引き出す、または抑制し姿勢を調整することで立位・歩行を改善させる世界初のリハビリテーション機器を使用して治療を行っていきます。

体成分分析装置In Body

体を構成する基本成分である体水分、タンパク質、ミネラル、体脂肪を定量的に分析し、栄養状態に問題がないか、体がむくんでいないか、身体はバランスよく発達しているかなど、人体成分の過不足を評価する検査をし、適切な治療に役立てます。

トランクソリューション®Trunk Solution

トランクソリューション®は装着することにより、体幹を伸展位と骨盤を前傾位に保ち、インナーマッスルの活動を促す体幹装具です。
当院では脳卒中患者さん等の歩行訓練時に用いており、トレッドミルや下肢装具と併用して使用しております。

義肢・装具

装具が必要な患者さんには医師、義肢装具士、リハビリスタッフで早期に装具検討会を実施しています。装具作製後も入院中の治療目的や退院後の日常生活の補助を見据え、定期的に装具検討会を実施しています。また当院は「装具フォローアップ」の取り組みをしており、退院後も生活に適応した装具を使用していただくため、来院していただき装具調節をさせていただいております。