リハビリテーションの紹介

メッセージMassage

「清潔な明るい環境のもと、
温もりのあるしっとりとした
リハビリテーションを実施します」

私たちリハビリテーション部は、「清潔な明るい環境のもと、温もりのあるしっとりとしたリハビリテーションを実施します。」を理念に捧げて、理学療法士71名、作業療法士32名、言語聴覚士13名、クラーク1名(2022年4月1日時点)の人員配置で365日、1日2〜3時間の個別メニューで、早期の社会復帰を一緒に目指します。

竹川病院 主任 リハビリテーション部長
可児 利明 (Toshiaki Kaji)

回復期リハビリテーション病棟とは?

回復期リハビリテーション病棟は、脳血管疾患又は大腿骨頸部骨折等の患者さんに対して、ADL能力の向上による寝たきりの防止と家庭復帰を目的としたリハを集中的に行うための病棟です。発症あるいは術後から数週間~6ヶ月が回復期といわれ、この期間に集中的にリハビリを行うことで最大限の回復が期待できると考えられています。リハの実施にあたっては、医師は定期的な機能検査等をもとに、その効果判定を行い、リハ実施計画書を作成する必要があり、リハビリテーションプログラムを医師、看護師、ケアワーカー、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、ソーシャルワーカー等が共同で作成し、見直して行きます。

入院時合同評価

入院時に各職種が集まり、患者さんの身体機能・精神機能・コミュニケーション能力・嚥下機能・日常生活動作を評価します。その上で、治療やリハビリテーション、検査データや栄養面などについての話し合いを行い、方針・目標の共有を行います。また、患者さんとご家族と話し合いながらリハビリテーションの計画を立てます。患者さんとご家族、各職種が目標を共有することで効果的なリハビリテーションを提供できると考えます。

リハビリテーション・ カンファレンス

一日も早い在宅復帰を目指してチームアプローチを実践する上で大切なのが、リハビリテーションカンファレンスです。医師、看護師、リハビリスタッフ、医療相談員、管理栄養士など、各職種が情報を共有し、共通の認識を持つことで患者さんにより効果的なリハビリテーションを実施することができるように、毎月1回開催しています。話し合われる内容はリハビリを行う患者さんの状態の把握、治療方針の決定および修正、在宅復帰に向けての検討などです。リハビリ室でのできるADLを病棟内の日常生活にしているADLとして取り入れることで、退院後の在宅生活への連続性を念頭に、質の高い自立生活という目標に向かってよりよいチームアプローチがでると考えています。

家屋評価

担当セラピストが医療相談員とともに、患者さんのご自宅を訪問させていただくことがあります。その目的は退院後も、ご自宅で安全で快適な生活を継続して行っていただくために、入院中に病院で練習してきた動作を実際の場面で安全に行えるのかを確認します。
どこに介助を必要としているのか、何が問題となっているのか? などを住環境と照らし合わせて、想定した動作の再確認をします。
その際、必要に応じて、住宅改修や福祉用具のご提案をさせていただく場合もございます。 どんな改修や福祉用具が必要なのか?改修しなければいけないのか?既存のものや工夫で代用できないか?などのイメージを具体的につけていきます。 また、諸事情によりご自宅に伺うのが困難な場合でも写真や家屋の図面など住環境がイメージしやすい物をご提供いただければ充分に対応可能ですのでご相談ください。

当院リハビリテーションの流れ

退院後も安心していただける体制が整っています!

退院後も当院でリハビリを継続することが出来ます。 外来での通院だけでなく併設のケアセンターけやき・ライフサポートひなたと連携していますので介護保険を使っての通所リハビリテーションや訪問リハビリテーションを退院後の患者さんの状況に応じて活用することができます。