院長の挨拶
リハビリ医療の原点とは?
原田 俊一Shunichi Harada
医療法人社団 健育会
竹川病院 院長
私たちの病院は、回復期病棟160余床を有するリハビリテーションの専門病院です。私たちが実践するリハビリ医療は、様々な職種のスペシャリストがチームを組んで、疾病や外傷などによって損なわれた機能を回復することはもちろん、障害を克服するのみならず、さらに生活をはぐくみ、人間としての尊厳・矜持を取り戻すことを最終的な到達点としております。
リハビリ医療の領域では、AIを活用したハードウェアの導入やiPS細胞を使った再生医療などの先端医療を活用することによって予後のさらなる改善を目指すなど、まだまだ発展途上にあります。私たちはそうした最先端技術の応用を心がけながらも、患者さんたちに常に優しい目線を注ぐことを忘れずに、患者―家族―スタッフたちのトライアングルによってさらなる高みを目指したリハビリテーションを完成させたいと願っております。 患者さんたちが尊厳を取り戻すことによって、われわれスタッフも人間形成が得られるような、人間対人間の真剣勝負の日々を提供させていただきます。ちょっとした仕草や言葉遣いなど、直接関係なくてもモチベーションを高めるような、厚みのある医療の実践を心掛けてまいります。
明るく静謐な環境で、ゆっくりでも着実に進歩・改善がみられる、そのようなリハビリ医療を提供いたします。